電気科学技術奨励賞についてAwards

第65回 電気科学技術奨励賞 受賞者決定

昭和27年に設定されました電気科学技術奨励賞は、本年で第65回を迎えました。毎年関係各位のご協力により多数の隠れたる優れた電気科学技術功労者を表彰することができて、いささかわが国の電気科学技術の進歩発展に寄与するところとなり、深く感謝しております。本年も受賞候補者を数多くご推薦くださりありがとうございました。本年度は全国から63件、156名の候補者推薦の応募があり、去る9月8日(金)に開催した最終審査委員会において慎重、かつ厳正に審査した結果、33件、85名の授賞が決定しました。

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電気科学技術奨励賞とは

募集規定

対象者 電気科学技術分野に関する発明、研究・実用化、ソフトウェア開発、教育等で優れた業績を上げ、原則として職歴10年以上を有する方。
募集部門 電力分野、産業・交通分野、民生機器分野、情報・通信分野、教育分野。
贈賞 ●電気科学技術奨励賞
賞状、記念楯(雷神像青銅板入)、助成金を贈賞。(昨年度25件)
●文部科学大臣賞
全受賞者の中から特選1件に贈賞。
●電気科学技術奨励会会長賞
全受賞者の中から準特選1件に贈賞。
締切 平成29年6月30日(金)必着(毎年、原則として6月末締切)
受賞発表 平成29年10月中旬
応募方法 特定推薦書用紙を使用し、郵送にてご応募下さい。

これまでの受賞者

平成29年度(第65回)までの授賞件数・受賞者数

  • 授賞件数1,805
  • 受賞者数4,045

平成29年度(第65回)の授賞件数は33件、85名が受賞されました。

●平成29年度 文部科学大臣賞
パナソニック セミコンダクターソリューションズ株式会社、パナソニック・タワージャズセミコンダクター株式会社「FeRAM内蔵非接触ICカード量産化に貢献した強誘電体メモリの開発と実用化」
●平成29年度 電気科学技術奨励会会長賞
東京電力ホールディングス株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社「UHV電力設備の雷・開閉インパルスおよびAC高電圧試験法の開発と標準化」

これまでの受賞者リスト

電気科学技術奨励賞 贈呈式

第64回 電気科学技術奨励賞 贈呈式 当日レポート

第63回 電気科学技術奨励賞 贈呈式 第64回 電気科学技術奨励賞 贈呈式

公益財団法人電気科学技術奨励会主催の第64回電気科学技術奨励賞贈呈式が、去る11月16日(水)に東京神田の学士会館において挙行されました。

電気科学技術奨励賞の制度は昭和27年に設立され(発足当時の名称はオーム技術賞(英文名:OHM Technology Award)、昭和28年1月17日に第1回の贈呈式が行われました。爾来、毎年奨励賞の贈呈が行われ、本年で64回を数えました。平成5年10月から賞の公式名称を『電気科学技術奨励賞』に変更し、益々その内容を充実させ、今日に至っております。

電気科学技術奨励賞受賞者には、賞状並びに記念楯(雷神像青銅板入)、副賞として助成金が贈呈されました。昭和46年にはオーム技術賞のうち特選1件に対し科学技術庁長官奨励賞(現、文部科学大臣賞)を授与することになり、また平成16年からはオーム社創立90周年を記念して、特選に次ぐ1件に対し、電気科学技術奨励会会長賞を贈呈することにし、電気界のみならず科学技術各界から一段と注目を浴びるようになりました。

第64回電気科学技術奨励賞には推薦候補として、全国から49件、124名の応募がありました。9月9日(金)に行われた最終審査委員会において推薦受賞候補の中から25件、63名の贈賞対象者を決定しました。奨励賞授賞者の中から株式会社日立製作所、日立オートモティブシステムズ株式会社の「流量測定の高精度化と低コスト化を両立するエアーフローセンサ(AFS)のモールド構造と生産技術の開発」が特選1件となり文部科学大臣賞に輝きました。さらに特選に次ぐ1件として、日本電気株式会社、株式会社NTTドコモの「大量かつ多様なIoTデバイスを接続するモバイル網負荷削減技術の開発と実用化」が電気科学技術奨励会会長賞を受賞しました。

ちなみに、第1回から第64回までのトータル授賞件数は1,772件、受賞者数は延べ3,960名に達しました。

学士会館で行われた贈呈式は、菊花薫る快晴の11月16日(水)午後4時30分に開始され、安田 浩会長の式辞のあと審査結果の報告が行われました。続いて授賞者全員に電気科学技術奨励賞の賞状と雷神像の楯、副賞(賞金)の授与があり、引き続いて文部科学大臣賞の授与、電気科学技術奨励会会長賞の授与と進み、ご来賓の祝辞(文部科学大臣、総務大臣、国土交通大臣、資源エネルギー庁長官)が披露されました。その後、全受賞者を代表して、文部科学大臣賞受賞の日立製作所・河野 務氏が答辞を読み上げ、続いて大臣賞受賞作の内容が河野氏から解説され、贈呈式のセレモニーは滞りなく終了しました。

贈呈式終了後、会長、理事長、ご来賓、受賞者(同伴者・お子様を含む)、審査委員を交えての記念集合写真の撮影を行い、祝賀パーティーへと足を運びました。

祝賀パーティーは贈呈式とは一変した和やかな雰囲気で18:00から開始され、当会の横山理事長の挨拶と乾杯の音頭でスタートしました。乾杯に続き、参加者の和やかな懇親会が進むなかで、千代田区長・石川雅己氏、つくば科学万博記念財団・鎌田隆一氏の祝電が披露された後、19時10分過ぎに中締めの挨拶として、当公益財団顧問の早野敏美氏から、有力スポンサーである株式会社オーム社の紹介とともに三本締めで、祝賀パーティーは賑わい華やかなうちに終了しました。当日170名余を数えた参加者は、それぞれ思い思いに歓談され、同伴者ともども受賞を喜び合いました。



  • 会場風景
  • 式辞を述べる安田会長
  • 文部科学大臣賞の授与
  • 電気科学技術奨励会会長賞の授与
  • 文部科学大臣賞受賞内容の解説
  • 祝賀会場で挨拶される横山理事長


公益財団法人電気科学技術奨励会は、電気科学技術奨励賞を主事業として、今後も次世代を担う電気科学技術を支える研究者、技術者の顕彰と支援、また内閣府及び文部科学省の傘下にあって科学技術立国を目指す人材の育成を通して社会貢献に努めて参ります。

For Student 未来の研究者・技術者の育成のために

電気科学技術奨励学生賞とは

概要

電気科学技術奨励学生賞は、日本国内で開催される国際会議において、優秀な論文を発表した大学院生・大学生を対象に顕彰します。主に電気系5学会(電気学会、電子情報通信学会、情報処理学会、映像情報メディア学会、照明学会)のご推薦をいただきながら、毎年10人程度を上限に賞状と研究助成金を贈呈するものです。なお、電気系5学会以外の学生が参加を認められている電気関連国際会議がありましたらご紹介いただきたいと存じます。

電気科学技術奨励学生賞 賞状 電気科学技術奨励学生賞 賞状

これまでの受賞者

年度(回数) テーマ 表彰人数
平成26年度
(第8回)
ディスプレイ国際ワークショップ(IDW '14) 2件、2名
(国内の学生1名、海外の学生1名)
パワーエレクトロニクスに関する国際会議
(IPEC - Hiroshima 2014)
3件、3名
(国内の学生2名、海外の学生1名)
平成25年度
(第7回)
ディスプレイ国際ワークショップ(IDW '13) 2件、2名
(国内の学生1名、海外の学生1名)
平成25年度
(第6回)
ソフトウェアプロダクトラインに関する国際会議(SPLC) 3件、3名
(国内の学生1名、海外の学生2名)
平成24年度
(第5回)
電気機器及びシステムの分野における国際会議(ICEMS) 4件、4名
(国内の学生3名、海外の学生1名)
平成24年度
(第4回)
民生用電子技術に関する国際会議(IEEE GCCE 2012) 5件、5名
(国内の学生3名、海外の学生2名)
平成23年度
(第3回)
誘電・絶縁材料に関する国際会議(ISEIM 2011) 10件、10名
(国内の学生4名、海外の学生6名)
平成22年度
(第2回)
パワーエレクトロニクスに関する国際会議
(IPEC-Sapporo 2010)
10件、10名
(国内の学生5名、海外の学生5名)
平成21年度
(第1回)
電気機器及びシステムの分野における国際会議(ICEMS) 9件、9名
(国内の学生6名、海外の学生3名)

平成21年〜平成25年までの学生賞受賞者分布

学生賞受賞者分布

●国内外の国別受賞者数
(平成27年3月31日 現在)

  • 日本 24名
  • 中国 4名
  • アメリカ 2名
  • スウェーデン 2名
  • マレーシア 3名
  • フランス 1名
  • オランダ 1名
  • デンマーク 1名
  • バングラデシュ 1名
  • タイ 1名
  • ベトナム 1名
  • フィリピン 1名
  • 台湾 1名
  • 韓国 1名

●国内の都道府県別受賞者数
(平成27年3月31日 現在)

  • 東京 9名
  • 大阪 4名
  • 愛知 2名
  • 新潟 2名
  • 宮城 1名
  • 岐阜 1名
  • 広島 1名
  • 福岡 1名
  • 長崎 1名

電気科学技術奨励学生賞 贈呈式

平成28年度電気科学技術奨励学生賞の贈賞式を開催

表彰された8名の受賞者 表彰された8名の受賞者

平成28年度電気科学技術奨励学生賞として、ICEMS2016(the 19th International Conference on Electrical Machines and Systems : 電気機器及びシステムの分野における国際会議)が平成28年11月13日より16日まで、アパホテル&リゾート東京ベイ幕張ホール(千葉県・千葉市)で開催された。この会議は電気学会産業応用部門主催のICEMSとして、日本、韓国、中国の電気学会の共催により各国持ち回りで開催されている。2016年は日本が開催国であった。

今回、磁界解析セッションのオーラル発表では多くの発表が銅損・交流抵抗関係であり、磁界解析において素線損失計算が大きな課題であると再認識させられた。ポスターセッションでは、電機機器の制御に関する研究内容が多数報告されていた。これから制御シュミレータとJMAGの連成解析のニーズがさらに高まってくると感じられる。

当法人は、この会で優秀な論文を発表した主として内外の大学院生に対して、賞状及び研究助成金を贈呈している。今回は日本の大学院生5名(芝浦工業大学、千葉工業大学、中部大学、大阪府立大学、長崎大学)、ドイツの大学院生2名、中国の大学院生1名の計8名が受賞された。

贈賞式は、11月15日(火)18:00から行われたバンケットの会場で、論文委員長の中部大学・廣塚 功先生の紹介で、全員が壇上に参集し、賞状と研究助成金を受け取った。会場は総立ちになり、バンケット会場には歓声と拍手がこだまし、若者に喜びのエールが送られた。



  • バンケット会場風景
  • 電気科学技術奨励学生賞の表彰
  • アトラクション(和太鼓の演奏)


平成28年度 電気科学技術奨励学生賞 受賞者の声

この度は、ICEMS2016において電気科学技術奨励学生賞を受賞させて頂き、とても嬉しく思います。
私の研究は、現在幅広く利用されている永久磁石同期モータを対象としており、制御技術の更なる高性能化を目標にして、日々の研究に取り組んできました。この研究はまだ基礎検討段階であり、課題も多いですが、今回の様な学生賞を受賞できることは、私にとって励みとなると共に、もっと社会に貢献できるよう気を引き締めて研究に取り組まなければならないと気を引き締める次第です。
授賞に際し、多大な助言を頂きました赤津観教授に感謝するとともに、研究室の先輩、同期、そして後輩に改めて感謝いたします。

芝浦工業大学 
米山勝也

【左】受賞者の米山勝也さん



平成28年度 電気科学技術奨励学生賞 受賞者の声

この度は、電気科学技術奨励学生賞という栄誉ある賞を頂き、誠に光栄に存じます。
本研究を高く評価していただき、本賞にご選定いただきました選考委員の方々をはじめ、奨励会関係者の方々に厚く御礼申し上げます。本研究を進めるにあたり、懇切丁寧なご指導を賜りました諸先生方、ならびに、生活面で支えてくださった家族に深く感謝致します。
この授賞を励みとし、少しでも電気科学技術分野の発展に寄与できるよう、今後も研究活動に邁進していく所存であります。誠にありがとうございました。

中部大学大学院
工学研究科電気電子工学専攻
尾崎 真

【中央】受賞者の尾崎真さん



平成28年度 電気科学技術奨励学生賞 受賞者の声

この度は、電気科学技術奨励学生賞という名誉ある賞を頂き、誠に嬉しく、光栄に思います。
本研究についてご支持を頂きました関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。また、本研究を進めるにあたり、手厚いご指導とご助言を賜りました本研究室の諸先生方に深く感謝いたします。
今後は、本研究のテーマである、湾曲時においても高品質な画像表示が可能なフレキシブル液晶ディスプレイの実現を目標として、より一層研究に邁進すると共に、電気科学分野の発展に少しでも貢献できるよう努めたいと考えます。

東北大学大学院
工学研究科 電子工学専攻
本田秀一

【左】受賞者の本田秀一さん 右は指導教官の石鍋隆宏准教授(博士(工学))