電気科学技術講演会についてMeeting
第61回
電気科学技術講演会のお知らせ
2023年6月19日 掲載
公益財団法人 電気科学技術奨励会(会長・日髙邦彦 東京大学名誉教授、理事長・横山明彦 東京大学名誉教授)は、第61回電気科学技術講演会を、8月1日(火)に下記の要領で開催致します。多くの方のご参加をお待ちしています(多数の聴講者が見込まれますので、先着順・事前予約制とさせていただきます)。
※講演会は終了いたしました。
開催概要
テーマ | 蓄電技術の最新動向 |
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日時 | 令和5年8月1日(火)14:30~17:00 |
会場 | オンライン開催 |
主催 | 公益財団法人 電気科学技術奨励会/ 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 先端電力エネルギー・環境技術教育研究 アライアンス(APET) (2団体共催) |
後援 | 一般社団法人 電気学会/ 株式会社オーム社 |
今後、再生可能エネルギーの導入がさらに進むと、電力系統の需給バランス上、余剰電力の扱いが課題になってきます。その課題に対応する手段として「蓄電(蓄エネルギー・電力貯蔵)技術」があります。
蓄電池は電力貯蔵手段であり、再エネの主力電源化を達成するための最重要技術の1つと考えられます。現在用いられている蓄電池は電解液を用いていますが、電解質として固体を用いた全固体電池の研究・開発も進んでいます。
そこで、本講演会では、蓄電池を含めた、蓄電(電力貯蔵)技術の開発・実用化の最新動向について取り上げました。
3人の講演者が、それぞれの専門の立場から、実例を交えながら解説します。まず、経済産業省の武尾伸隆氏が、蓄電池についての我が国の現状と今後の戦略・方向性について解説します。次に、東京電力ホールディングス株式会社の田代洋一郎氏が、電力事業者の立場から、電力供給における蓄電(電力貯蔵)技術の必要性を解説し、蓄電池をはじめとする電力貯蔵技術、及び適用事例等についても紹介します。最後に、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の小林弘典氏が、各種移動体(自動車、飛行体等)用電池の動向と今後の展望について紹介します。各種移動体の電動化の最近の状況、車載用LIB(リチウムイオン二次電池)の最近の技術動向、さらには、全固体電池を中心にポストLIBの開発動向について解説します。
講演内容
- [講演1]蓄電池産業の現状と今後の方向性
- 講演者:眞柳 秀人氏(経済産業省 商務情報政策局 情報産業課 電池産業室長)
・導入(蓄電地の重要性)
・蓄電地の市場の拡大、シェア推移、各国の支援策
・蓄電地のサプライチェーン
・蓄電池産業戦略における基本的な考え方、全体像、目標
・今後の取組 など

眞柳 秀人氏
- [講演2]電力供給における蓄電技術の役割
- 講演者:田代 洋一郎氏(東京電力ホールディングス株式会社 エリアエネルギーイノベーション事業室 スペシャリスト(蓄電池システム活用))
・電力供給における蓄電(電力貯蔵)技術の必要性
・電力貯蔵技術の紹介と適用事例
・カーボンニュートラルにおける電力貯蔵技術の位置づけ

田代 洋一郎氏
- [講演3]各種移動体用電池の動向と今後の展望
- 講演者:小林 弘典氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 電池技術研究部門 総括研究主幹)
・各種移動体の電動化の最近の状況
・車載用LIBの最近の技術動向
・ポストLIBを取り巻く最近の状況(全固体電池を中心に)

小林 弘典氏
参加申し込み
※講演会は終了いたしました。
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