電気科学技術奨励会についてOutline

会長からのご挨拶

2020年7月27日 掲載

日髙 邦彦

本年6月24日の評議員会、理事会の議を経て会長を務めることになりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により行動様式、事業継続への対応が求められる中、伝統ある電気科学技術奨励会の更なる発展のため、努めて参る所存です。

この法人は、科学技術に貢献した研究者、技術者、教育者等功労者の顕彰並びに科学技術に関する研究・開発の助成、及び講演会、研究発表会に関する事業等を行うことをその目的としています。

組織としましては、理事、監事、顧問及び評議員に斯界の有識者36名を要し、電気科学技術奨励賞の審査委員20名から構成される公益財団法人であります。

昭和27年(1952年)4月の講和条約締結とともに、わが国の進むべき道は科学技術立国であるとし、電気科学技術に貢献した功労者を顕彰する制度を設けたのが、科学技術出版社のオーム社です。当時「オーム技術賞」と称し、わが国の電気科学技術界の最高権威者を集めたオーム技術賞委員会が初代委員長に丹羽保次郎博士(東京電機大学学長〔当時〕、後に文化勲章を受章)を迎えて構成され、昭和28年(1953年)1月17日に第1回オーム技術賞の贈呈が行われました。そのときを出発点として、毎年贈呈が行われ、今年(令和2年)で第68回を数えることになりました。平成5年(1993年)からは「電気科学技術奨励賞」として益々その内容を充実させ、今日に至っております。

今後とも、よりよい継承と発展に尽くして参りたいと存じます。特に今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ともすれば社会全体の気分が暗くなりがちな中、電気科学技術奨励賞の贈賞が、社会を明るくする一助になればと考えております。

このように、永年に亘りこれら事業が継承できますのも、並々ならぬご尽力を賜わっております電機企業各社殿、電気事業各社殿、各団体殿からの賛助会費、また法人及び個人からのご寄附により支えられております。心より感謝申し上げる次第です。今後とも倍旧のご厚誼、ご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

日髙 邦彦

公益財団法人 電気科学技術奨励会 会長
東京大学名誉教授 東京電機大学特別専任教授 工学博士