電気科学技術講演会についてMeeting

第60回
電気科学技術講演会のお知らせ

2022年6月27日 掲載

公益財団法人 電気科学技術奨励会(会長・日髙邦彦、理事長・横山明彦)は、第60回電気科学技術講演会を、8月10日(水)に下記の要領で開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしています(多数の聴講者が見込まれますので、先着順・事前予約制とさせていただきます)。

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開催概要

テーマ 交通・運輸分野におけるカーボンニュートラル -水素・燃料電池の活用-
日時 令和4年8月10日(水)14:30~17:00
会場 オンライン開催
主催 公益財団法人 電気科学技術奨励会/
東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻
先端電力エネルギー・環境技術教育研究 アライアンス(APET)
(2団体共催)
後援 一般社団法人 電気学会/
株式会社オーム社

2020年10月の国会において、菅義偉内閣総理大臣が所信表明演説を行い、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、いわゆる2050年カーボンニュートラル実現を目指すことを宣言したのは記憶に新しいところです。
カーボンニュートラルに向けた技術の中では、特に、水素を利用する技術に期待が集まっています。そこで、令和4年度は「カーボンニュートラル」をキーワードとし、交通・運輸分野において、カーボンニュートラル、特に水素・燃料電池の利用に向けた最新の取組みを取り上げました。
3人の講演者が、それぞれの専門の立場から、カーボンニュートラルを実現するための考え方や取り組みについて、実例を交えながら解説します。まず、国土交通省の川村竜児氏が、カーボンニュートラルに関する政府の方針を概観し、運輸分野における水素・燃料電池等の利活用の拡大を目指した技術検討会等の取り組みを紹介します。次に、自動車分野から、株式会社本田技術研究所の斗ケ沢秀一氏が、ホンダの環境ビジョン、燃料電池車の開発、さらには、燃料電池システムの多用途展開について解説します。最後に、鉄道分野から、東日本旅客鉄道株式会社の飯田隆幸氏が、JR東日本の燃料電池鉄道車両の開発の歴史および水素ハイブリッド電車の概要を解説し、現在、進められている水素ハイブリッド電車の実証試験について紹介します。

講演内容

[講演1]交通運輸分野におけるカーボンニュートラルに向けた取組み
講演者:川村 竜児氏(国土交通省 総合政策局 技術政策課 技術開発推進室長)
・カーボンニュートラルに関する政府の方針
・第5期国土交通省技術基本計画
・グリーン社会の実現に向けた「国土交通グリーンチャレンジ」
・運輸分野における水素・燃料電池等の利活用の拡大を目指した技術検討会

川村 竜児氏

[講演2]Hondaにおける燃料電池開発
~カーボンニュートラル実現に向けた多用途展開への取り組み~
講演者:斗ケ沢 秀一氏(株式会社本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 チーフエンジニア)
・環境・エネルギー課題と水素社会への取り組み
・ホンダの環境ビジョン
・ホンダのFC開発について
・FCシステムの多用途展開に向けて

斗ケ沢 秀一氏

[講演3]再生可能エネルギー(再エネ)導入拡大に応えるAI技術
講演者:飯田 隆幸氏(東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本研究開発センター 環境技術研究所 主幹研究員)
・サスティナブルな社会の実現を目指して
・JR東日本の燃料電池鉄道車両の開発の歴史
・水素ハイブリッド電車の概要
・水素ハイブリッド電車の実証試験について

飯田 隆幸氏

参加申し込み

聴講は無料です。

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